桜十字大手門病院で、桜十字の介護職研修制度「ケアハートプログラム」がスタートしました。
桜十字ケアハートプログラムとは、介護の基礎である、おむつ交換・シーツ交換・入浴介助・移乗移動体位交換・認知症対応・エンゼルケア・BLS(1次救命処置)の7つの手技を学ぶ研修制度です。桜十字で働く介護職スタッフ全員を対象にした、年間を通じて介護の基本を学び直すことができるプログラムとなっています。
そんな桜十字ケアハートプログラムの第1回目の研修が桜十字大手門病院でも始まりました。今回の研修では、患者さま・利用者さまが不快に感じないおむつのあて方などを中心に学びました。おむつの付け方が微妙に違うと、介護を受ける側はストレスを感じることがあります。足の可動域を妨げる付け方になっていないか、介護される側の気持ちを考えながら業務に取り組むことが大切です。
実際にスタッフが患者さま役となり、介護される側がどのように感じるかを体感することで、患者さま・利用者さまの尊厳について理解を深める機会にもなりました。介護動作の一つひとつには根拠があります。エビデンスに基づいた介護をスタッフ全員ができるよう、このプログラムを通じて学んでいきます。
本日講師を行った桜十字福岡病院の略津チーフは、「介護職として、患者さまのQOLの向上を目指し、少しでも快適に過ごしていただけるよう、正しい方法で介護職も看護職もみなが同じ方向を向き業務にあたることが大切」と話していました。
1年間を通じて、介護の基本をスタッフ全員で確認・共有し、今後も介護職スタッフのスキル向上を目指し研修を進めてまいります。